今回紹介するドラマは ペーパーハウス ベルリン
概要
2023年の作品で、Netflix向けに制作されたスペインのテレビシリーズ。
世界的大ヒットドラマ【ペーパーハウス】のクリエーター
アレックス・ピナとエステル・マルティネス・ロバトが再び
ペーパーハウスのスピンオフ作品を手掛けた。
このシリーズは、オリジナル2シリーズの出来事以前の
通称名”ベルリン”が仕掛ける強盗事件を描いている。
原題:La casa de papel: Berlín
全8話(1話42分~60分)
また、シリーズは2024年2月に第2シーズンへ更新され、2025年1月までに撮影が開始されている。
秋ごろには、配信されるかな?
ただ、残念なことにオリジナルシーリーズの規模に比べると若干…
強盗計画が小規模な為、迫力は劣るものの
巧妙な計画やスリリングな逃亡劇も見所で十分楽しめる。
また、オリジナルシリーズのベルリンは、冷酷なリーダー的存在だったが、
本作の彼は、強盗よりも恋愛にのめり込む情熱的な感情や、
仲間との間に見せる人間味あふれる一面もあり、
より複雑なキャラクターとして深掘りされていた。
それらも含め、飽きずに観られる作品に仕上がっている!
キャスト紹介
以前、このブログで紹介した↓
この作品でイケメン好きの私は
フリオ・ペーニャに堕ちた…
カッコイイ~
その結果、
まだまだ若手で出演作も少ないフリオだが、
本作に辿り着き、オリジナルシーリーズを含め大ヒットドラマを堪能する事が出来た。
ベルリン(アンドレス・デ・フォノロサ) /ペドロ・アロンソ | カリスマ的で哲学的な泥棒 冷静で巧妙な強盗計画とは裏腹に 恋愛には情熱的な性格 |
カメロン/ベゴニャ・バルガス | ベルリンの新たなチームのメンバー 特に特技はないが、常にアドレナリン全開 |
ダミアン/トリスタン・ウジョア | ベルリンの右腕的存在で、堅い友情で信頼も厚い 大学教授だが裏では、巧妙な強盗計画を練り ベルリンをサポートする |
ロイ/フリオ・ペーニャ・フェルナンデス | 鍵明けの名人で刑務所の常連 ベルリンを父親のように慕い、忠犬の如くベルリンに尽くす |
ケイラ/ミシェル・ジェンナー | 頭脳明晰なエインジニアで電子工学の天才 非常にシャイな性格で恋愛に疎い |
ブルース/ジョエル・サンチェス | チームの筋肉担当でワイルドな魅力を持つ多才なメンバー 武器に加へ重機や溶射ランスも扱える |
カミーユ/サマンサ・シケイロス | パリのオークションハウスの支配人の妻で 計画に巻き込まれていくことになる人物。 彼女の存在が物語に大きな影響を与えます。 |
警察関係者
ラケル・ムリーリョ/イッツィアル・イトゥーニョ | スペイン警察犯罪情報部の警部補 オリジナルシーリーズのメインキャスト |
アリシア・シエラ・モンテス/ナジュワ・ニムリ | 欧州警察機構スペインから派遣される オリジナルシーリーズ・スペイン銀行強盗事件の担当 検査官 |
オリヴィエ/ミコ・ジャリー | オークションハウス強盗事件を担当する パリ警察組織犯罪犯の警部補 |
あらすじ EP1 愛のエネルギー(57分)
ベルリンはパリの街をスーツケースを引いて歩いていた。
スーツケースの持ち主と待ち合わせをしていたのだ。
「頼まれた物だ」
「ありがとう」
ベルリンは、彼女にスーツケースを渡した。
彼女は、少し悲しそうな顔をしている。
そして、2人は最後の抱擁を交わすと、
彼女は新しい男の待つ車へと向かって行った。
ベルリンは、そっと妻の背中を見送った…
<2つのものだけが 最悪の日に幸運をもたらす
1つ目は愛 今日は無理そうだ>
そして、2人を乗せ車は走り去って行く。
その時、雷鳴と共に雨が降りだした。
<3人目の妻が去った>
しかし、突ブレーキを鳴らしたジープがベルリンの前で急停止した。
ベルリンは、表情を変えることなく、ジープの助手席へ乗り込んだ。
<2つ目は1000万ユーロ以上の大金 これもない>
運転席には、仲間のダミアンがハンドルを握り大きく頷いている。
<今日盗むのは強盗に必要なアイテムだ>
次に、ベルリンは後部座席に視線を移した。
そこには、ロイとケイラ、ブルースが黒ずくめの服装で準備万端だ。
すると、ロイが拳銃をベルリンへ差し出した。
<楽な仕事だが 機嫌が悪い日は 哀れな男の頭に銃を突きつけるかもしれない>
ジープが目的地に到着した時には、日が沈み雨は更に激しくなっていた。
5人は車を降り、土砂降りの雨の中を颯爽と歩き出した。
<彼らは生涯に組んだ3チームのうちの1つ 黄金時代を共にした仲間だ
病気の兆候もなく 王立造幣局に閉じ込められる前の話だ>
駐車場の奥には、大きな屋敷がある…
そして、彼らはそのドアを開けた。
いよいよ作戦の始まりだ。
続きは本編で!
只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます
(配信は投稿時のものとなります)
勝手に私見考察
ここからはネタバレを含みます
スピンオフ作品の面白さと言えば、
その作品自体の出来ばえと共に
オリジナルシリーズとの繋がりが何処で出てくるのか…
それが、キャストのチョットしたセリフであったり、
場所や持ち物だったりして、
ファンからすると、宝探しにも似ていて楽しめるのではないかな?
そこで、この【ベルリン】でも宝探しをしてみた。
オリジナルシリーズとの関連を深堀
- EP2 ケイラがカメロンに悩みを相談、
それがキッカケとなって、
お酒とダンスで騒ぎ、そこへブルースとロイが加わりドンちゃん騒ぎ!
この流れは、トーキョーとナイロビを思い出させるパターン。 またはスペイン人のパターンなのか?
- EP3 冒頭、ベルリンの講義シーンでのセリフ
「俺の計画に助言をくれる聡明な男の言葉だ
“強盗の成否は計画よりも講義で決まる”」
また「自分の計画で忙しい」「彼はその計画に半生をかけている」
とベルリンは加えている。
これは、聡明な男が“教授(セルヒオ)”であり、
この時、造幣局強盗計画を練っていると推測できる。
- 侵入の痕跡は残さず、現状復帰
これがペーパーハウスの基本で、ベルリンが強いた鉄則だと分かる。
- EP5からいよいよ登場する因縁の相手アリシアとEP6で登場するラケル
オリジナルシーリーズでは、2人の絡みは余りなかったが、
実はお互いを良く知る間柄だった。
そんな2人が本作ではパリ警察の捜査に協力する事に!
そしてまた、ラストでは、アリシアがフラグを立てる
「今回は勝を譲るけど 必ず次がある その時は逃がさない」ファンには堪らん展開だ
まだまだあるかもしれないが…
興味のある方は是非探してみてね。
ベルリンは生涯で3つのチームを組んだと言っている。
という事は、シーズンでは2つ目のチームの強盗事件が描かれるのだろう。
では、3つ目が造幣局強盗事件になるという事かな。
シーズン2が楽しみだ~