今回紹介するドラマは イーヴィル 超常現象捜査ファイル シーズン３
イーヴィル 超常現象捜査ファイル シーズン3は、2023年2月6日（月）からHulu（フールー）にて、日本初独占配信スタートしています。
2019年からシーズン1がアメリカCBSで放送が開始されたドラマシリーズで
シーズン3の放送開始とほぼ同時にシーズン4へ更新されることが決定されました。
企画、脚本、製作総指揮：ロバート・キング、ミシェル・キング（グッド・ワイフ、グッド・ファイト）
原題：Evil（全10話：1話 約44分～56分）
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シーズン２では、リーランドがカトリック教会の査定人になってしまうし、
せっかく神父になれたデビッドですが
お互い惹かれあうクリスティンと、いよいよ深みにハマってしまうのか～
とあわやのシーンでラストを迎えましたが
これは夢かうつつか…
シーズン3もそんな超常現象のオンパレード！
そして、査定人トリオはというと…
神父になったものの、刺激のない神父生活に迷いが生じるデビッド
一方、偉大なベンはいくら考えても説明のつかない怪奇現象に頭を悩ませ鬱状態に…4姉妹からは”偉大なベン”じゃない！とコケにされる始末
そして何と！悪魔祓いでまともに戻ったクリスティンが復活！
ところが、子供たちに執拗に近づくリーランドにイライラが募りヒステリック状態に…
シーズン3もリーランドと悪魔の計画が着々と進められています。
こんな状態の3人は、彼ら悪の目論見を阻止できるのか～
と力を入れてみましたが、ブラックユーモアたっぷりのサイコスリラーで充分に楽しめます。
あらすじ
それでは今回も全10話の中から2話をピックアップしてみたいと思います。
第1話 死の悪魔（47分）
「繰り返して“神よ、あなたの助けにより罪を犯さず、罪を避ける事を決心します”」
クリスティンは、神父になったばかりのデビッドにルルー殺害の告解を告げたのでした。
デビッドは、後悔の念で泣き叫ぶクリスティンを胸に抱き
懺悔の祈りを始めました。
そして、クリスティンはデビッドの祈りを繰り返します。
「アーメン」
「あなたを赦します。父と子と聖霊の御名によって。アーメン」
クリスティンは、祈りが終わるとデビッドの胸の中で泣き叫んでいました。
デビッドは、そんな彼女を強く抱きしめると
「終わったんだ」
と優しく囁きました…
すると、2人は見つめ合い口づけを交わします。
そして、激しく求め合う2人はベッドへともつれ込みました。
しかしその時
クリスティンの身体に残る十字架の火傷の痕がデビッドの目に留まり
彼はハッと我に返ります。
そして、デビッドの表情に気づいたクリスティンは
「私ったら、ごめんなさい」
「いいや…待ってくれ」
クリスティンは、恥ずかしさのあまり引き留めるデビッドを振り切って
慌てて部屋から出て行ってしまいました。
デビッドは、神父として有るまじき行為とクリスティンを傷つけてしまった自分に苛立ちます。
「神よ お助けを」
彼は必至で祈りを捧げました。
ところが、そこへ…
さっき出て行ったクリスティンが戻ってきたのです。
彼女は、服を脱ぐと祈りを捧げているデビッドへ囁きます。
「そのまま 振り向かないで…さっきの続きを、したあとはお互い忘れるの…これっきりよ二度としない」
クリスティンはデビッドを誘惑します。
「ダメだ…」
一度は拒否したデビッドでしたが
クリスティンの誘惑にあらがうことは出来ませんでした。
「一度だけ…」
翌朝
クリスティンは、4姉妹にリーランドに注意するように言い聞かせていました。
「リーランドがレクシスに接触してる。知ってて黙ってた？」
そして、リーランドは悪人で敵なんだと子どもたちに言い聞かせます。
「皆でアイツを阻止するの…今後、リーランドが現れたら私に知らせなさい。理解した？」
「うん」
クリスティンの厳しい口調に4姉妹にも事の重大さが伝わったようでした。
「ハグして」
そう言ってクリスティンは、子供たちを抱きしめます。
「じゃあ学校へ ほら、急いで、みんな大好きよ。気をつけてね」
子どもたちは急いで部屋を出て行きました。
そして、誰もいなくなるとクリスティンは、リーランドがレクシスに渡したメモを開きます。
そこには…
“スイセン”と書かれていました…
続きは本編で！
第4話 ハイウェイの悪魔 (49分)
シスター・アンドレアは、まだ誰もいない部屋へ入ると
置いてある椅子の埃を払い、彼らが来るのを腰掛けて待つことにしました。
すると、4人の神父が部屋に入って来ました。
その中の1人がローマ教皇庁の教理省カタガス神父だと名乗ります。
続いて彼は、ベイリー神父、トゥｰリー神父と記録係のステェファノ神父の3人を紹介しました。
彼らは、アンドレアの健康問題を誰かが訴えたために
彼女に引退勧告を告げるためにやって来たのでした。
カタガス神父は、好条件と引き換えに引退願にサインするようにアンドレアに迫ります。
ところが
「イヤです」
アンドレアはキッパリ断りました。
その時、遅れたリーランドが慌てて部屋へ入って来ました。
そこでアンドレアは意地悪な質問をしてみます。
「私の不調について誰が報告を？」
「それは言えないが、君はお茶をこぼし訪問者にⅡ度の熱傷を…さらに目に見えない相手と言い争う様子が目撃された。だから…」
カタガス神父の説明で、報告者がリーランドだとまるわかりです。
「神父様、全米修道女連合に所属する者として強制的な引退措置の前に調査を要求します」
アンドレアもリーランドの企みと知って大人しく引退するわけにはいきません。
「君は悪魔が見えるのかな？」
今度はリーランドが質問してきました。
「ええ」
「この部屋にもいる？」
このリーランドの質問に答えるかのように、アンドレアは彼の横にいる悪魔に小さく手を振ります。
すると悪魔もにこやかに手を振りかえしてきました。
そしてアンドレアはカタガス神父に向かって
「ええ」と答え
リーランドの目の前に近づくと
「分かるでしょ」と彼に向かって小声で囁きました。
そしてアンドレアは振り返ると、今度は神父たちに向かって
”引退を強要するならば3人の司祭の審議の結果を待ってから”
と言い残して部屋を後にしてしまいました。
そして、この要求通りに審議が行われる事になります。
それを聞いたリーランドは、まるで苦虫を嚙み潰したような顔をしていました。
一方、デビッドは、今日も信者の告解を聞いていました。
その信者の女性は、今日がデビッドの担当だったから来たのだと話します。
「なぜ？」
思いもよらない話に、デビッドはその理由を尋ねました。
すると彼女は、何度査定を申し込んでも、協会が受け入れてくれないからだと答えました。
「ここでは…」
デビッドが断ろうとすると
女性は必死な様子で諦めないと言って引きません。
「伺おう」
デビッドも彼女の熱意に負け査定を引き受けることにしました…
続きは本編で！
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勝手に私見考察
ここからはネタバレを含みます
卑劣な手を使って悪の支配を強めるリーランド
その手段にはSNSや仮想通貨まで…
特に【SNSの悪魔】では
今現在、巷で起こっている事件と重なるエピソードで（アメリカも同じなんですね）
バズリ目的で分別を無くしている人々が恐ろし～く描かれていました。
そして、なぜクリスティンが悪魔に狙われたのか、悪魔が狙う真のターゲットが誰なのかが分かる新たな展開です。
しかし…今回のシーズン3の影の主役は、クリスティンの母親シェリルだったのではないでしょうか。
実の母親でありながら、娘家族を陰で裏切れるメンタルの図太さ！
同じ娘を持つ母親としては、とても理解しがたい。
そこはきっと…最後にどんでん返しが待っているだろうと密かな期待をしていますが…
さらにもう一つ気になるのは
行方不明のクリスティンの卵子！
或いは、その卵子を使って新たな悪魔(ラストの赤ちゃん悪魔)が誕生して、親子、姉妹対決となる展開なのか…
その答えは、シーズン4で！
