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【ドラマ:メグレ警視】ローワン・アトキンソンが新境地を開拓 顔芸一切封印!シリアスな名演技が光るミステリー作品

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今回紹介するドラマは メグレ警視シリーズ

概要

『探偵ポワロ』『ミス・マープル』の製作陣が手掛けた4編からなる本格ミステリードラマで2016年にシーズン1、2017年にシーズン2がイギリスのITVで放送されました。

原作:ベルギーの小説家ジョルジュ・シムノンの著書『Jules Maigret』

原作は、103編からなる人気の推理小説で、欧州では何度も映像化され、ジャン・ギャバン、マイケル・ガンボン、ジェラール・ドパルデューなどの実力派俳優がメグレを演じています。

•シーズン1

全2話(1話86分~88分)

原作:第1話『メグレは罠を仕掛ける』 第2話メグレの『死んだ男』より

•シーズン2

全2話(1話86分~88分)

原作:第1話『十字路のメグレ』 第2話『メグレ警部と絞め殺されたストリッパー』より

メグレ警部の補足説明

メグレは、医師を志して医学校に進みましたが、相次いで家族を亡くし医者を断念し、ある切っ掛けで警察官の道を進むことになります。その後、彼は警察官として落ちぶれた貧しい人々の心を癒すことが相応しい仕事と考えるようになり、犯罪者に対しての悲しみ、怒り、慈しみから「運命の修理人」と呼ばれるようになりました。

参考:Wikipediaジュール・メグレ

これらのメグレ情報を知ってから見ると、

事件関係者に優しく丁寧に接するメグレ警視の人柄をより理解しストーリーをより深く楽しむことができますよ

Maigret Sets A Trap | Coming This Easter | ITV

また、本作では【Mr.ビーン】【ジョニー・イングリッシュ】のコメディ作品で有名なローワン・アトキンソンが、笑い抜き顔芸抜きで本格ミステリーに新境地を開拓するなど話題に上りました。

長年ビーンを演じたアトキンソンは、

50代で幼稚な『Mr.ビーン』を演じることに嫌気がさし引退表明。

その後に挑んだのが【メグレ警視】シリーズでした。

さあ~凶と出るか吉と出るか!

シーズン3は脚本家のスケジュールが合わずキャンセルに

ところが、シリーズ化されるかと思いきや…

脚本家のスチュワート・ハーコートがゲーム・オブ・スローンズのスター、ナタリー・ドーマーの新しいテレビシリーズの執筆に正式に契約したとき、この文章は壁にあったのでしょうが、 TV Wiseを通じて「現時点では計画はない」ことが確認されました。残念ながらシーズン3はキャンセルされてしまったようです。

参考:メグレシリーズ

ローワン・アトキンソンのシリアスな演技良かったけどな~ 原作のメグレは身長180cmで100㌔の大男。一方のアトキンソンは小柄とあってメグレ像とのギャップありすぎてイマイチだったのか…

結局、その後アトキンソンはコメディ作品へと戻って行きました!

やっぱり、彼にはコメディが似合う!

おススメ度:★★★★☆ 難解な事件の裏にある人間模様やストーリー展開は面白かったです。しかし、アトキンソンの心地よいボイスでいつも途中で寝落ちする羽目に…アトキンソンの貴重なシリアス演技に注目です
 
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キャスト紹介

メインキャスト

ジュール・メグレ/ローワン・アトキンソンパリ警察の主任警部
ルイーズ/ルーシー・コーユメグレの妻
ジャンヴィエ/ショーン・ディングウォールメグレの部下のベテラン警部
ラポワント/レオ・スタールメグレの部下の若手の警部
コメリオ/エイダン・マクアードル判事
ムルス/マーク・ヒープ鑑識官
ポール/ヒュー・サイモン検視官

あらすじ 

シーズン1 

第1話 メグレは罠を仕掛ける
ゲスト
マルセル・モンサン/デヴィッド・ドーソン建築装飾家の青年
イヴォンヌ・モンサン/レベッカ・ナイトマルセルの妻
マダム・モンサン/フィオナ・ショウマルセルの母

モンマルトルで、連続婦女殺人事件が起こり5人の女性が残忍にも殺され街中が恐怖で怯えていました。

連日の新聞記事にも

”モンマルトル連続殺人 警察は何をしているのか?”

“メグレ警視 沈黙を続ける 事件は迷宮入りか”

と犯人逮捕に至らない警察への批判が紙面を飾ります。

一向に捜査が進まない中…

とうとう新たな被害者が発見されてしまいます。

メグレが現場に到着すると

既に多くの記者が待ち構えていました。

「発見者は?ロニョン」

メグレは、地区担当のロニョン警部と軽く握手を交わします。

「踊り子です 名前はミシェルとか何とか 出勤途中でした 犯人は見ていません」

ロニョンは、メグレと部下のジャンヴィエ、ラポワントを案内しながら答えました。

「手口は?」

メグレは、細い階段になった路地を下りながら、詳細を尋ねます。

「同じです 物取りじゃない」

すると…

その先に、倒れた女性の足が見えてきました。

「性的暴行は なし?」

「ああ 同一犯だよ」

死体のそばにいたポール博士が答えました。

「刺創がうなじと胸に1つずつ 致命傷は首の方だ 今回も服が切られてる 分からないのは なぜ短剣や肉きり包丁を使わないかだ 傷の形状と深さから察するにペンナイフか何かだろう」

「家族には知らせたか?」

「まだですが 私が知らせます 担当区なので」

ロニョンが答えます。

すると、死体の横に落ちていた薬局の紙袋がメグレの目に留まりました。

彼女は、薬局に行った帰りに被害に合ったのです。

「私が行こう」

メグレが言いました…

被害者女性の住まいは、下層階級の暮らす古いアパートでした。

「俺が買いに行けばよかった」

彼女の夫は、泣き止まない赤ん坊をに手を焼きながら言いました。

「座って…」

「座りたくない!」

彼は苛立って怒鳴り声を上げます。

その声に驚いた一番年長の少女が赤ん坊を預かりに部屋から出てきました。

被害者女性は、幼い子供4人を遺し殺されてしまったのです。

「大丈夫だよ」

夫は優しく娘に囁き、赤ん坊を預けると彼女の頭にキスをしました。

「妻に会える?」

ようやく落ち着いた夫がメグレに言いました。

「子供を頼める人は?」

子供たちを心配したメグレが訊きます。

それを聞いた夫は、堪えていたものが一気にあふれ再び泣き出しました。

「アンタのせいだ」

そして、犯人を未だ逮捕できないメグレを責め泣き崩れたのです。

続きは本編で!

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只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます

(配信は投稿時のものとなります)                               

 

第2話 メグレの死人

ある朝、怯えた男からメグレに電話がかかって来ました。彼は、自分を殺そうとする男らに尾行されている助けて欲しいと訴えます。しかし、メグレは詳細を聞く間もなく電話が切られてしまいました。その後も男は、さまざまなカフェから何度もメグレに電話をかけ続けますが、最終的に電話は途絶えてしまいます。その夜、顔をひどく殴られ刺殺された彼の遺体が路上で捨てられるところが目撃されます。メグレは、死んだ男を救えなかった罪悪感に苛まれ殺人犯を見つけ出す決意を固めます。

ゲスト
コロンバニ警部/イアン・パルストン=デイヴィス農家強盗を捜査する警部
ジャン・トネリエ(ダクール)/ジョン・ライト農家強盗団のリーダーの毛皮を着た男
ペトル/イワン・フェニョ農家強盗団の一員 マリアに執着する男
マリア/アナマリア・マリンカ農家強盗の一員の妊婦
ニーナ/ナタリー・アルミンアルベルトの妻

シーズン2 

第1話 メグレの交差点の夜

ベルギーに住むユダヤ人宝石商の遺体が、妹と暮らすデンマーク人の車庫の車から発見されました。そして、車庫の持ち主が容疑者として尋問を受けますが、彼は無実を主張します。ところが、捜査を進めるうちに彼の本当の身元が不明な事が判明します。

ゲスト
カール・アンダーソン/トム・ヴラシハ死体が発見された車庫の持ち主のデンマーク人
ルイ・グランジャン/ケビン・マクナリー事件を担当する警部でメグレの友人
エルゼ・アンダーソン/ミア・ジェクセンカールの妹
ミショネ/ポール・チャヒディアンダーソン兄妹の隣人のセールスマン
オスカル/チョク・シブテイン修理工場の主
第2話 モンマルトルのメグレ

「ピクラット・クラブ」の踊り子アルレットが警察へ助けを求めとび込んできました。彼女は、客の男2人が「伯爵夫人」を殺すと話していたとメグレに訴えますが、その後、不信感と恐怖を感じた彼女は姿を消してしまいます。そして、翌朝彼女は死体となって発見され、続いて伯爵夫人の遺体も発見されます。メグレは部下とともにモンマルトルの通りで殺人犯を捜査しつつ、二人の女性のつながりを捜し始めます。

ゲスト
フィリップ/セバスチャン・デ・ソウザ伯爵夫人と親しいゲイの男
ローザ・アルフォンシ/ロレイン・アシュボーンフレッドの妻
フレッド・アルフォンシ/ダグラス・ホッジピクラット・クラブの経営者
バッタ/サイモン・グレガーピクラット・クラブの
アルレット/オリヴィア・ヴィナルピクラット・クラブのダンサー

勝手に私見考察

個人的にはローワン・アトキンソンのシリアスな演技は何度も観たいものです。

この作品の後に『ジョニー・イングリッシュ』なんて観れば、最高に笑いますから。

彼の演技の幅の広さが伺えますね~

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