今回紹介するドラマは 法医学者マダム・エール
フランス・ボルドーを舞台にした法医学ミステリードラマ
『法医学者マダム・エール(Alexandra Ehle)』。
主人公は、ボルドー法医学研究所で働く敏腕法医学者アレクサンドラ・エール。
……なのですが、この女性、普通の法医学者ではありません。
「遺体は真実を語る」をモットーに、気になることがあれば解剖室を飛び出して事件現場へ。
ルールや周囲の目もあまり気にせず、自分が納得するまで突き進んでしまいます。
そんな自由すぎるアレクサンドラと、彼女に振り回される警察や研究所の仲間たちが繰り広げる、ちょっと変わったフランス発のミステリーです。
本格的な法医学を扱いながらも、なぜか全体の雰囲気はゆるくてユーモラス。
「重すぎる海外ドラマはちょっと疲れる。でも、ミステリーは好き」
そんな人には、意外とハマるかもしれません。
この記事では、『法医学者マダム・エール』のキャスト、あらすじ、見どころ、そして私が実際に見て感じた魅力を紹介します。
さらに、『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』との
クロスオーバーについても紹介します。
法医学者マダム・エールはどんなドラマ?
『法医学者マダム・エール(Alexandra Ehle)』は、
フランス・ボルドーを舞台にした法医学ミステリードラマ。
2018年からフランスで放送されている人気シリーズで、日本ではBS11でも放送されています。
主人公のアレクサンドラは、遺体の解剖から事件の真相を探る優秀な法医学者。
しかし、彼女の捜査方法はかなり型破りです。
遺体から気になることを見つけると、警察の捜査だけに任せてはいられません。
自ら事件関係者に話を聞いたり、事件現場へ出向いたり。
ときには身分を偽ってまで真相を追いかけます。
『マダム・エール』作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題 | Alexandra Ehle |
| 主演 | ジュリー・ドパルデュー |
| 舞台 | フランス・ボルドー |
| ジャンル | 法医学ミステリー |
| 制作・脚本 | エルザ・マルポー |
| 放送 | フランス3 |
| 日本放送 | BS11ほか |
日本の「火曜サスペンス劇場」のように、1話をじっくり楽しむタイプの海外ミステリーです。
1話が長めなので、短いドラマを次々見るというより、週末などにゆっくり見るのがおすすめ。
マダム・エールの見どころ
フランス版『BONES』?本格的なのに、なぜかゆるい
舞台はフランスの美しい街、ボルドー。
主人公のアレクサンドラ・エールは、ボルドー法医学研究所に勤める敏腕法医学者です。
彼女のモットーは、
「遺体は真実を語る」
その言葉どおり、毎回ちょっと変わった遺体が登場し、アレクサンドラが解剖や観察から事件の真相を探っていきます。
雰囲気としては、フランス版『BONES』と言ってもいいかもしれません。
ただし、『BONES』ほど緊迫感一色ではありません。
難事件を扱っているのに、警察も研究所もどこかのんびり。
登場人物たちのやり取りもユーモラスで、肩の力を抜いて楽しめるところが、
このドラマの魅力です。
自由すぎる主人公アレクサンドラが面白い
アレクサンドラは、とにかくマイペース。
「それ、やっていいの?」
と思うようなことまで、自分が納得するまで突き進みます。
警察から注意されても、上司に怒られても、知りたいことがあれば止まりません。
現実の職場にいたら、かなり困るタイプです(笑)。
でも、ドラマとして見ていると、この自由さが妙に気持ちいい。
周囲に合わせるより、自分の目で確かめる。
そんなアレクサンドラの姿が、この作品の大きな魅力になっています。
個性的なキャラクターたちも魅力
アレクサンドラだけではありません。
警察官の兄アントワーヌ、新任助手のテオ、法医昆虫学者のリュディヴィーヌ、法歯学者のディアーヌなど、登場人物も個性的。
事件だけでなく、彼らの人間関係や会話を楽しめるのも『マダム・エール』の面白いところです。
そして、私が特に気に入ったのがパンセ。
癖が強いのに、なぜか憎めない。
アレクサンドラとはまた違った方向から作品を面白くしてくれるキャラクターです。
『アストリッドとラファエル』とのクロスオーバーも!
『マダム・エール』には、『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』とのクロスオーバーエピソードがあります。
日本のBS11放送版では、第13話・第14話として放送された特別編「目には目を」です。
アレクサンドラとアントワーヌが、『アストリッドとラファエル』のアストリッドとラファエルと一緒に事件を追う、まさにファンにはたまらない特別編。
アレクサンドラとアストリッドという頭脳派の2人が組めば、かなり強力。
一方、ラファエルとアレクサンドラが組むと、2人とも我が道を行くタイプなので、さらに大変なことに……。
普段は別々の作品で活躍しているキャラクターが一緒になることで、それぞれの個性がより際立っています。
『アストリッドとラファエル』が好きな方なら、ぜひチェックしてほしいエピソードです。
マダム・エールのキャスト・登場人物
アレクサンドラ・エール/ジュリー・ドパルデュー
ボルドー法医学研究所に勤務する法医学者。
有能ですが、かなりの変わり者。
真相を知るためなら、事件関係者への聞き込みや現場への潜入など、かなり大胆な行動にも出ます。
主人公なのに、周囲を振り回してしまうところが面白い。
そして、アレクサンドラを演じるジュリー・ドパルデューは、フランスの名優ジェラール・ドパルデューの娘です。
確かに、あのとぼけた雰囲気や、ついつい許してしまう笑顔には、どこかお父さんを思わせるものがあります。
アントワーヌ・ドアノー/ベルナール・イエルレス
国家警察の警部で、アレクサンドラの兄。
自由すぎる妹に振り回されながらも、事件では協力する重要な存在です。
テオ・デュレル/ザビエル・ゲルフィ
アレクサンドラの新任助手。
最初は頼りなさそうに見えますが、実は意外と優秀。
アレクサンドラから出される難題にも対応し、少しずつ信頼を得ていきます。
彼女に片思いしているところも見どころです。
リュディヴィーヌ・モレ/ソフィー・ル・テリエ
法医昆虫学者。
アレクサンドラやディアーヌの友人で、法医学の専門知識から事件解決をサポートします。
ディアーヌ・ドンブル/サラ・マルティンス
法歯学者でチーフ。
アレクサンドラやリュディヴィーヌの友人でもあります。
ルイ・パンセ/クエンティン・バイヨ
アントワーヌのチームメイト。
個人的には、このパンセ役のクエンティン・バイヨがかなり好きです。
アレクサンドラも相当な曲者ですが、その上をいく面白さがあります。
癖が強いのに、なぜか憎めない。
私の中では「キモカワ系」のお気に入りキャラクターです。
その他のキャスト
イギー・ベヴィラクア/エミリー・ルウロー
サミュエル・エーレ/トーマス・VDB
オーレリアン・デュレル/アンドレ・マヌーキアン
ソニア・リクール/ヴァレリー・ダッシュウッド
など、個性的な登場人物がそろっています。
マダム・エール 第1話のあらすじ
新任助手テオを待っていたのは「逃げろ」という忠告
フランス・ボルドーの法医学研究所。
新任助手としてやってきたテオ・デュレルは、これから始まる仕事に期待を膨らませていました。
ところが、研究所で出会った男性から、いきなりこんな忠告を受けます。
「逃げろ。前任者は2ヶ月で辞めた」
しかも、その前任者は現在、帽子職人をしているという。
理由については、
「聞くな」
……。
いきなり不安になるテオ。
それでも気を取り直して、アレクサンドラの部屋へ向かいます。
そして解剖室で衝撃の出会い
アレクサンドラの部屋には人体模型や骨などが並び、かなり独特な雰囲気。
しかし、本人は見当たりません。
そこでテオが見つけたのが解剖室。
中には検死台があり、男女2人の遺体が並んでいます。
恐る恐る女性の遺体に触れようとした、その瞬間――。
なんと、その「遺体」が突然起き上がります!
驚いたテオが叫んでしまうのも無理はありません。
ところが、その女性は白衣を着ています。
そして、
「新任の助手ね。エールよ」
と、血の付いた手袋をつけたまま右手を差し出す。
そう。
テオがこれから一緒に働くことになる人物こそ、法医学者アレクサンドラ・エールだったのです。
ここから、かなり個性的な法医学者と新人助手の物語が始まります。
※第1話の詳しい事件の結末は、本編でお楽しみください。
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マダム・エールを見た感想
『マダム・エール』の一番の魅力は、やっぱりアレクサンドラのキャラクター。
事件そのものはしっかりミステリーなのに、主人公をはじめとする登場人物たちが個性的なので、重くなりすぎません。
「そこまでやる?」
と思うようなアレクサンドラの行動を見ながら、
「まあ、アレクサンドラだから仕方ないか」
と、いつの間にか許してしまう(笑)。
そして、パンセのようなちょっと変わったキャラクターも加わり、事件以外の部分でも楽しませてくれます。
ボルドーの美しい街並みを眺めながら、少し変わった法医学ミステリーを見る。
そんな楽しみ方ができる作品です。
まとめ|クセになるのは、アレクサンドラの自由さ
『法医学者マダム・エール』は、事件そのものはしっかりミステリーなのに、登場人物たちのやり取りはどこかユーモラス。
この「本格的なのに、ちょっとゆるい」というバランスが、このドラマの面白さだと思います。
特に主人公のアレクサンドラは、とにかくマイペース。
周囲から「やめたほうがいい」と言われても、自分が納得するまで突き進む。
現実の職場にいたら、かなり困るタイプです(笑)。
でも、ドラマの中では、この自由さが気持ちいい。
「そんなことまでやっちゃうの?」
と呆れながら見ているうちに、いつの間にかアレクサンドラを応援してしまうんですよね。
重すぎないミステリーを楽しみたいときには、なかなかおすすめの一本です。
そして『アストリッドとラファエル』が好きな方なら、クロスオーバーエピソードも要チェック。
ボルドーの美しい街並みと、ちょっと変わった法医学者たちの世界を楽しみながら、週末の「極上の暇つぶし」にいかがでしょうか?

