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【映画:魔界探偵ゴーゴリⅡ 魔女の呪いと妖怪妖怪ヴィーの召喚】ロシア発ダークファンタジーの第2章

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今回紹介する映画は 魔界探偵ゴーゴリⅡ 魔女の呪いと妖怪妖怪ヴィーの召喚

2018年ロシア製作 上映時間99分

原題:Gogol. Viy

それでは早速、前作からの続きです。


第3章 魔法のかかった土地

冒頭は、新たな事件から始まります…

グローがゴーゴリに託したトランク!

何とか蓋を開ける方法を見つけたゴーゴリ。

期待を膨らませ、いよいよトランクの蓋を開けると

何と、中身は書類やメモ帳ばかりでした。

しかし、ゴーゴリ達はこの中に捜査の糸口があるのではないかと手分けして調べ始めます。

すると、手掛かりになりそうな物が見つかりました。

  • 幾つか日付の書かれたメモ
  • 12+1の数式が書かれたメモ
  • パラスカの耳が小さく描かれた絵

その中の日付は、黒騎士が殺人を起こした日が書かれている事が分かりましたが、

その日付の中には、グローが亡くなった後の日付もありました。

日付には、何か法則があるのではないか…

と考えあぐねていると

ゴーゴリは、グローの書類の中に自分に関して調べられた事件ファイルを見つけます。

突然の事に動揺するゴーゴリですが、仲間に気づかれ無いようにそっとファイルを隠しました。

そして幾つか日付の書かれたメモについてわかったことは

日付は全て祝日 

すると、ヴァクーラは母親から祝日には気を付けろと言われた事を話します…

それは、悪霊の力が10倍になるからでした。

次に、12+1の数式が書かれたメモについて分かった事は

4つの祝日に4人が殺されていました。

今年の祝日は残り9日合計で13

グローは殺人が起こる日や犠牲者の数も予見していたのです。

これらのグローの遺した手掛かりから、ゴーゴリは黒騎士を捕らえる事が出来るでしょうか…

そんなある日、村にバサビュリュクという男がやって来ます。

何故か、彼を見た村人は怯え、神父は悪魔の男が来たと憤ります…

このバサビュルクの目的とは…

「魔界探偵ゴーゴリⅡ 魔女の呪いと妖怪ヴィーの召喚」予告

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只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます

(配信は投稿時のものとなります)                               

第4章 ヴィー

ディカニーカとその近郊に住む30歳以下の女性全員に、特例が発令されます。

それは、日没後に全員を監視下に置くと言うものでした。

そして、監視は朝が来るまで続きます。

しかし、村人たちは納得しません。

仕方なくビンフは、強硬に命令を下しました。

その夜、ゴーゴリはグローの調べた自分についてのファイルを読み返します。

そのメモには、赤字で出生の謎、闇の者?と書かれていました。

そこへヤキムが部屋に入ってきます。

ゴーゴリは、幼少期の自分についてヤキムに訊ねてみました。

「病気がちであったが普通でしたよ」とヤキムは答えます。

「隠し事はあるか」ゴーゴリは重ねて訊ねます。

「そんなことするわけない。早く寝て下さいよ」と言ってヤキムは逃げるように部屋を出て行きます。

しかし、ヤキムはゴーゴリの出産当時の事を思い出してしまいます…

それは、ゴーゴリの母が兄を死産した日…

彼の父は、教会に行き”1人だけでも生かして下さい”と祈りを捧げます。

そして、父が教会を出ると奇妙な男から声を掛けられます。

その男は、鼻を包帯で隠していました。

その鼻のない男は、「悩みを解決してやる。すべてはあんたの覚悟次第さ」と言うのです。

それを聞いて「何でもする」と父は答えてしまいます。

これ以上子供を死なせたくない…そんな父の言葉を聞きいた、鼻のない男は不気味な笑みを浮かべます


翌朝、村人たちは、騒然となります。

それは、7軒の家に犬の血で黒騎士の印が書かれていたのです。

その頃、村で犬を探している老女がいました。

その老女は、新顔のウリヤーラという若い女性に、村で騒ぎになっている黒騎士の話をしますが、ウリヤーナは信じてるのと老女をバカにします。

すると、その様子をじっと見守る怪しい男の姿がありました…

その後、黒騎士の印がリザの屋敷にも発見されました。

これで被害者の候補が8人になります。

ゴーゴリとビンフは、現場に駆け付けました。

その時、ゴーゴリの頭に浮かんだヴィジョンに、リザが現れた事を思い出します。

8人目の被害者はリザだ!ゴーゴリは確信します。

そして明日は祝日

黒騎士は、必ず今夜犯行に及ぶはずだ

ゴーゴリは断言しました。

この8人の候補者達を守る為に、村の近郊にある廃墟へ皆を集め警察で監視する事とします。

そして、ゴーゴリは”暗くなる前に誰にも知られず連れて行こう”とビンフに進言します。

ところが、ビンフは慎重でした。

もう少し考えたいと…

そして、候補者達を集める事を保留します。

さあさあ~黒騎士から候補者8人を守る事は出来るでしょうか…

この1件で、ゴーゴリの身にとんでもない事が起こってしまいます。

                                               

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【映画:魔界探偵ゴーゴリⅢ 蘇りし者たちと最後の戦い】

2018年ロシア製作 上映時間107分

原題:Gogol. Strashnaya mest

いよいよ最終章です。

「魔界探偵ゴーゴリⅢ 蘇りし者たちと最後の戦い」予告

第5章 黒騎士の隠れ家

検死医のボンガートは、ゴーゴリの検死を始めようとしますが、友の遺体にメスを入れる事がどうしても出来ません。

また、ヴァクーラは娘のヴァシリナと朝食を共にしますが食欲がありません。

そんな父親に「悲しいの?」とヴァシリナが訊きます。

「これだけが真実だから覚えておけ、ゴーゴリは神様と一緒にいる」とヴァクーラが答えました。

ところが、ヴァシリナはゴーゴリは死んでいないと訴えるのです。

それどころか、信じないヴァクーラに腹を立て、ヴァシリナは泣いて部屋へ戻ってしまいました。

その頃、ビンフはゴーゴリの墓の場所を部下に探せていました。

しかし、部下はその事に不満を感じていました。

そして、”ゴーゴリを犯罪者の様に埋葬しようとしている”とビンフに反発するのです

しかし、ビンフは村の事を考えていました。

ゴーゴリと他の被害者たちの葬儀を同時に行えば暴動が起こってしまう。

「娘たちが死んだのはゴーゴリのせいですか?」と部下がビンフを責めます。

そして、ゴーゴリはただ提案しただけで、命令を下したのは貴方だとビンフは真相をつかれてしまいます

そこへ、検死医のボンガートまでもが、ゴーゴリの検死を拒否していると連絡が入ります。

ビンフがボンガートの元を訪れると、彼は床に膝を抱え座り込んでいました。

そして、彼は今の状況では正確な仕事が出来ないと解剖を断ります。

そこでビンフがボンガートを叱咤します。

すると、唯一の友達の体を切り刻めと言うのか…血も涙もないとボンガートは嘆くのでした。

その後、ビンフが外へ出ると、またもや部下とヤキムから責められます。

とうとうビンフは、明日のゴーゴリの葬儀に神父に祈りを唱えさせようと渋々折れたのでした。

それでもヤキムは、神を認めない男だと怒って去って行きます。

「血も涙もなくて娘たちを死なせた男か…雷に打たれるだろうな…」

ビンフはやり切れさにそう言い残し去って行きました。

翌朝、ゴーゴリの葬儀が墓地で行われていました。

別れを惜しむ仲間達。

しかし、ビンフは他の被害者が着く前に葬儀を終わらせようとゴーゴリの埋葬を急かします。

しかも棺まで古いもので、ヴァクーラは葬儀屋に怒ります。

ところが、葬儀屋は怪物には古いものでいいと言い返すのです。

そこへ、ヴァシリナが泣きながらやって来ると

「生きているのに、なぜ埋めるの」

ヴァクーラは、ヴァシリナを抱き上げますが、彼女は「生きてるよ」と叫ぶばかりです。

そして、葬儀は進行し棺に土がかけられます。

すると、棺の開いた穴から土が入りゴーゴリの顔にかかるのでした。

その時!ゴーゴリが突然目を覚ましました。

起き上がるとそこは暗闇の中です。

ゴーゴリは恐る恐る歩き出しました。

少し歩くと誰かが立っています。それは、亡くなった父でした。

ゴーゴリは、僕は死んだの?と父に尋ねます

「父さんを許しくれ、お前に悪い事をした」と彼は謝るのです…

そこへ、鼻のない男が現れ

「お前の父親は永遠に罪を償い続けるのだ」と告げます。

そして、地獄の炎によって焼かれるのだ…地獄の炎に焼かれ、お前は生きるのだ闇の者~

そこでゴーゴリは目を覚まします。

しかし、棺の中では身動きが取れません。

地上ではゴーゴリの埋葬が完了し、他の被害者達が運ばれてきました。

ビンフは間一髪間に合った事に安堵します。

一方、ヤキムは守れなかったことを嘆き、自分こそ埋まるべきなのにと泣いていました。

そして、彼が立ち去ろうとしたその時、微かにゴーゴリの声が墓の中から聞こえます。

助けて…

すると!

墓から手が飛び出します。

腰を抜かすヤキムに皆が気付いて振り向くと、墓からゴーゴリが出てきました…

しかし、この後の蘇ったゴーゴリの運命は…

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第6章 恐ろしき復讐

163年前

若い娘のリザは姉のマリアと剣術の稽古をしています…

そこへ父親のダニーラは、マリアの婚約者を連れて屋敷戻ってきました。

しかし、マリアと親子以上に年の離れた相手を見てマリアは落胆します。

そして、ダニーラ達はこれからポーランド人との領地争いに出かけると言います。

敵は黒魔術師と噂されるカジミールです。

そして、戦いが終わり帰ったらマリアの祝言を挙げると告げると、ダニーラはコサック達と戦場へ向かって行きました。

1ヶ月後

マリアは年寄りの男と結婚するなら自殺する…とリザに打ち明けます。

リザは、年よりでも別に悪くないと助言しますが、マリアは納得できません。

そこで、リザは一生結婚しないと打ち明けました。

理由を聞かれると、リザは人を愛するって分からないと答えます。

マリアは、愛してない男と結婚するのよ…

その時、傷だらけになったコサックが1人だけ帰ってきました。

「ポーランド人にやられ…部隊は全滅だ…いずれここに来る。今のうちに逃げろ」コッサクは言います。

しかし、リザとマリアは違う決断をします…

そして、黒騎士の正体とは…

勝手に私見考察

ここからはネタバレ注意があります。

先ずは、最終話になって善人と悪人の立ち位置が入れ替わり、大どんでん返しが待っています。

先ず、ビンフが如何に良識の人だったか…

ビンフの部下が、ダニシェヴェスキー伯爵の逮捕に向かう際、おいて行かれたと酒に酔うシーンがありましたが、

その時のビンフは死を覚悟していて、自分の死後は部下に全て託していたのだなと思うと…

ビンフの姿から、責任者の辛い立場が分かりますね。

そして、ちょい悪おやじ風だったグローや可憐なリザの正体が明かされ…ビックリ!

また、この物語の結末では

特に、ビンフの葬儀でのゴーゴリのセリフ

高潔な人々は去って行き、悪は制圧されません。

悪は生き残り増大していきます。

我らはひたすら神の審判を願うのです。

全ての人の行いに神は報いる。そう信じています。

我らの人生には信仰がある…

何じゃソレ!神頼みか~い

とツッコミを入れたくなるシーンです。

また、闇の世界に落ちた人々…ゴーゴリの父、リザ、マリアはそれぞれ心に弱さや邪悪さを持ち、闇の人間になってしまいます。

非常に宗教的ですね。

そして、主人公のゴーゴリは、終始受け身でナヨナヨな感じでした。

もしかして、悪の横暴に大人しくしてやり過ごし、きっと神様が変わってお仕置きしてくれる~

という展開なのでしょうか?

これも共産圏的思考かな…

と思いきや、グローや悪の組織と戦うー という人達が現れ、ゴーゴリを誘います…

まあまあ、続編へ期待の持てる終わり方でしたが…

トータルに、弱い主人公の設定も面白かったし

可愛いヴァシリナが強くて正義の味方なのも良かった!

是非、続編が見たい!

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