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【映画:さよなら僕のマンハッタン】あらすじと感想 名曲と文学も楽しめるお洒落な作品! 

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今回紹介する映画は Amazon Original:さよなら僕のマンハッタン

2018年公開 原題:【The Only Living Boy in New York】 

監督:マーク・ウェブ

  出典:Wikipedia

マーク・ウェブ監督

代表作【(500)日のサマー】【gifted/ギフテッド】【アメイジング・スパイダーマン】シリーズで有名です。

また、ミュージックビデオの監督としてもよく知られるウェブ監督。何とB’z の “今夜月の見える丘に”のミュージックビデオも製作していました!では、そんな監督が制作した本作は…

お洒落なニューヨークにピッタリの音楽と文学を感じられる作品です。

主人公のトーマスは、将来に展望が持てず、就職浪人中の全く冴えない日々を送っていました。

そんな彼は、友人ミミに好意を寄せますが、彼女からは「ただの友人」と全く相手にされていませでした。

そんなトーマスは、ある日アパートに越して来た初老の男性と知り合います。

しかし、その出会いをきっかけにトーマスの退屈な日々は一変していきます…

サイモン&ガーファンクルの名曲「ニューヨークの少年」をバックに、トーマスの出会いや人生の辛苦を通しトーマスの成長する姿を描いたヒューマンドラマです。

また、作品で流される選曲のセンスが抜群です。

サイモン&ガーファンクル、ボブ・ディラン、ルー・リード、ビル・エバンス、ハービー・ハンコックらのフォーク、ロック、ジャズの名曲を楽しめる音楽映画とも言えます。
 
 

 トーマス・ウェブ: カラム・ターナー

 W・F・ジェラルド: ジェフ・ブリッジス

 ジョアンナ: ケイト・ベッキンセイル

イーサン・ウェブ: ピアース・ブロスナン

ジュディス・ウェブ: シンシア・ニクソン

ミミ・パストーリキアシー・クレモンズ

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【さよなら僕のマンハッタン】あらすじ

新しい隣人との出会い

大学を卒業したばかりのトーマス・ウェブ(カラム・ターナー)は、就職先を未だに決められないままでした。

友人のミミ(キアシー・クレモンズ)へ好意を打ち明けますが、平凡で居心地はイイが退屈なトーマスはあっさり振られてしまいます。

そんなある日、同じアパートにW・F・ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)と名乗る初老の男が引っ越してきました。

ジェラルドは、初対面のトーマスにいきなり声をかけ、いきなり「相談にのるよ」と言うのです。

そして、トーマスも初対面のジェラルドに、ミミとの恋の悩みを打ち明けるのでした…

すると悩みを聞いたジェラルドは、こんなアドバイスをトーマスにかえします。

「人生に身を委ねろ。窓を見つけて飛び出せ」

「人生を侮るな、先は読めないものだ」

この彼のアドバイスは…トーマスの平凡な人生から脱却しろ!と言っているのです。

ところが、トーマスは

「僕の人生は読める。凡庸で退屈だ」

とまるで決めつけていました。

しかし、ジェラルドの言葉はトーマスの心を突き動かしていきます。

年の離れた2人はすっかり意気投合し

いつしか、ジェラルドはトーマスを暖かく見守る存在になっていました。

父の愛人

そんなある日、トーマスは父親のイーサン(ピアース・ブロスナン)が愛人と密会している現場を、偶然目撃してしまいます。

トーマスに大きな怒りが込み上げて来ます。

なぜなら、トーマスの母親ジュディスは鬱で苦しんでいました。

そんなジュディスを裏切り、愛人といちゃつくイーサンを許せません。

しかもイーサンは、出版社を経営し裕福でハンサム!

その上、美人の愛人までいるなんて…

トーマスは、何のとりえもない平凡な男だとつくづく思い知らされてしまいます。

その翌日

トーマスは苦手なイーサンをランチに誘います。

ところが、イーサンはトーマスが小説家志望な事や家から離れたマンハッタンに住んでいる事に反対で、トーマスは逆にイーサンから説教をされてしまいます。

結局…

一番話したかった愛人の件には一言も触れられず

トーマスはイーサンと別れてしまいました。

そこでトーマスは、親子の問題をジェラルドに相談します。

するとジェラルドは「自分が本当に望むものを考えろ」

とトーマスを諭しました。

それを聞いたトーマスは「彼ら(両親)よりマシな生き方だ」と憤りました。

翌日

トーマスはミミと一緒にイーサンの会社の前で父親を見張る事にしたのです。

するとそこに、昨日見たイーサンの愛人が現れたのです。

居ても立ってもいられず、トーマスはミミを置いて、彼女の家まで後をつけて行きました。

帰宅後…

トーマスはジェラルドに相談します。

「君は、母親が心配なだけじゃない。もっと欲しがってる…刺激さ」

とジェラルドはトーマスの本心を見抜いていました。

翌日

トーマスはイーサンの愛人ジョハンナ(ケイト・ベッッキンセイル)に思い切って声をかけます。

しかし、ジョハンナの方が上手でした…

彼女は、すっかりトーマスの心を見透かしていたのです。

「あなたも私に対して無意識に求愛している」と…

驚くトーマスですが、彼女に惹かれているのは確かでした。

窓を見つけたトーマス

ある日、友人の結婚式で再会したトーマスとジョハンナ。

2人は、酔った勢いでベッドをともに過ごしてしまいます。

トーマスは出会った瞬間からジョハンナに夢中だったのです。

ジョハンナは、フリーの編集者でした。

彼女は、トーマスに作家としての才能を感じて、彼の作品を読みたいと言います。

しかしトーマスは、以前イーサンに作品を見せ

彼から「無難だ」と言われ小説家になる事を諦めていました。

ジョハンナの言葉で、トーマスに再び将来の目標が出来たのです。

しかも、ジェラルドもトーマスの作品を読み、彼に才能があると認めていました。

ところが、ひょんな事からジェラルドの正体が分かります。

彼はジュリアン・ステラーズという有名作家だったのです。

そして彼は、トーマスを主人公に【The Only Living Boy in New York】の草稿を執筆していました。

凡庸で退屈な人生から刺激的な人生に飛び出したトーマス。

そして彼は、今までの人生と決別する窓を見つけ飛び出すのでした…

続きは本編で!

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勝手に私見考察

冒頭の冴えないトーマスからジェラルドやイーサンの生き様を通し、自分の人生を見つけたトーマス。

その表情、瞳の輝きの違い…ラストのトーマスはすっかりイケメンに変身していました。

私は観始めた頃は、カラム・ターナーってこんなにダサいの…と思いましたが、ジョハンナと付き合い始めた頃からドンドンカッコ良くなっていくトーマス。

そして、ジェラルドが「おめでとうトーマス。君の世界は複雑さを増している」から、瞳の輝きがドンドン増していきます。

カラム・ターナーが等身大のトーマスをさり気なく演じていて上手い。

本作品の脇を固める俳優陣の顔ぶれは豪華です。ジェフ・ブリッジスのヨレヨレの渋さも良かったですが、やはりピアース・ブロスナンの存在は別格ではないでしょうか。

ラストシーンでは確執があった親子ですが、トーマスはイーサンの覚悟や大きな愛情を知り

「父親の過去に一番驚いた」「逃げなかった方の」のセリフは感動しました。

息子にそんな言葉を言われたら、今までの苦労も報われた思いですね。

正に”男の子は、親父の背中を見て成長するんだ!”を描いた作品です。

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