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【映画:霧の中の少女】あらすじ、キャスト 複雑過ぎて難解なサイコ・スリラーを徹底考察

 

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今回紹介する映画は 霧の中の少女

2017年公開 イタリア製作 原作・監督:ドナート・カリシ

原題:The Girl in the Fog

上映時間:128分

それでは監督紹介から

ドナート・カリシ監督紹介

映画監督:ドナルド・カシリ

出典:公式サイト

ドナート・カリシは、イタリアの作家、監督、脚本家です。彼は、1992年の大学在学中に舞台劇の戯曲を執筆し作家としてキャリアをスタートさせました。そして、その後TVドラマの脚本を執筆しシナリオライターとして地位を固めます。

また2009年には、小説家としてもデビューを果たし、その処女作『六人目の少女』はイタリアでベストセラーになります。そして、ヨーロッパ各国やブラジル、イスラエル、アジア地域など世界各地で翻訳出版されました。

カシリ監督は【霧の中の少女】の製作にあたりまず脚本を執筆しています。

ところが、その脚本を知り合いのプロデューサーに売り込みをかけたところ…

彼らからことごとく断られてしまったそうです。

そこで、彼はこの作品を小説にして出版しました。

その後、制作会社の共同経営者のでもあるマウリツィオ・トッティとアレッサンドロ・ウサイを口説き

やっと、【霧の中の少女】の映画化を決定させます。

そして、自ら監督を務めるなど監督デビューも果たしました。

そして、本作は2018年度のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀新人監督賞とイタリア・ゴールデングローブ賞最優秀脚本賞を受賞するなど華々しいデビューを飾ります。

持ってる男は凄すぎます!

カリシ監督の情熱とパワーを感じるエピソードでした。

 

そんな彼は、【霧の中の少女】公式サイトのインタビュアーの質問で

”スリラーになくてはならないものとは?”と質問され

相当な量のどんでん返しと謎だよ。

執筆の際にはいつも複雑な結末から始めて、そこから前に戻っていくんだ。

そして私の物語には暴力が登場しない。本作には流血がないし、銃が発砲されることもない。そういったものがなくてもサスペンスを作り出せるんだ。

公式サイト:霧の中の少女より

と答えているとおり

大どんでん返しの連続で複雑で難解なストーリーになっています。

 

映画『霧の中の少女』予告編|2月28日(金)公開

 

そして、難解なうえにヨーロッパ諸国の作品の特徴ですが、大雑把な作品が多いんです。

“えっええー!”と途中で意味不明になとことも…

しかし、それを度外視しても十分楽しめるイタリアン サイコ・スリラーです。

(ホントにイタリア、スペインあたりは特に雑なんだよな~)

 

おススメ度:★★★★☆ 好みもありますが面白かったです。この作品を味わいたい方は、是非2度みる事をおすすめします。

 

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キャスト紹介

 

ヴォーゲル警部/トニ・セルビロ

霧の中の少女:フォーゲル捜査官 出典:公式サイト

マスコミを巧みに使ったメディア戦略を駆使する捜査手法を得意としています。しかしヴォーゲルは、かつてイタリア中を震撼させた“破壊魔事件”で無実の男を逮捕した苦い過去を持ち、その汚名を晴らすために執念を燃やしていました。    
ロリス・マルティーニ教授/アレッシオ・ボーニ

霧の中の少女:マルティーニ教授 出典:公式サイト

アヴェショーの高校教師

半年前、妻の不倫が原因でアヴェショーに引っ越してきました。

アウグスト・フローレス博士/ジャン・レノ

 霧の中の少女:ジャン・レノ 出典:公式サイト

アヴェショーの病院に勤める引退間近の精神科医

ニジマス釣りが趣味

ボルギ/ロレンツォ・リチェルミー

ヴォーゲル警部の部下

 

ステッラ・オーネル/ガラテア・ランジ

TVキャスター

 

クレア/ルクレツィア ・ギドーネ

マルティーニの妻

 

マリア・カストナー/ダニエラ ・ピアッツァ

アンナ・ルーの母親

 

マッティア/ヤコポ・オルモ・アンティノリ 

アンナに密かな想いを寄る同級生 父親のDVから逃れるため母親とアヴェショーに引っ越してきましたが、町に馴染めずフローレンスのもとへ通院しています

 

ベアトリス・レーマン/グレタ・スカッキ

ベテランの記者 長年、未解決事件の“霧の男”を追い続け、ヴォーゲルにアンナ・ルー誘拐事件との関連を示唆する情報提供をしマティーニの無罪を主張します。そして、フォーゲルの捜査を根底から覆してしまいます

 

アンナ・ルー・カストナー/エカテリーナ・ブシェミ

クリスマス・シーズンの夜、忽然と姿を消した少女

 

あらすじ

12月23日 18時

クリスマスシーズンを迎えた田舎町アヴェショー

今夜は妖しい霧が立ち込めていました。

この敬虔なキリスト教徒の町で家族と暮らす16歳の少女アンナ・ルーは、教会の信者会に参加するため1人で家を出てきました

庭の門を閉めた彼女は

ふと…

何かに気づいて立ち止まります。

すると彼女は、教会とは反対方向へ歩き出しました…

 

数週間後

雪が降りしきる深夜、精神科医のフローレスは、警察からの電話で起こされます。

その内容は、捜査への協力要請でした。

フローレンスは、たたき起こされたまま病院へ向かう事になります。

そして、病院へ到着するとマイエル署長が待っていました。

2人は、フローレンスのオフィスへ向かいながら、事故の状況を確認し合います。

「救命医の話では特に問題はないと」

「無傷?」

フローレンスは、事故を起こしたにもかかわらず無傷な事に驚きます。

しかし、頭部の損傷がないものの、患者は事故前の記憶がないのだとマイエルは付け加えました。

「なぜ緊急だと?」

フローレンスは怪訝に思いました。

「直接確認を」

そう言って彼女は、意味ありげにオフィスへ促します。

フローレンスは、オフィスに入ると上着を着替え患者の待つデスクへ急ぎました。

「こんばんは 嫌な夜ですな。いつからここに?」

椅子に座って待っていた患者は、スーツ姿の初老の男性でした。

「あなたは?」

彼が訊ねます。

「もう40年です。ふた月後に退職ですが よくテレビで拝見しております。本人に会ったと言っても妻は信じますまい」

この患者は、テレビのニュースでよく見かける有名な捜査官でした。

「精神科医のフローレンスです 何とお呼びすれば?ヴォーゲル警部?」

「何とでも」

ヴォーゲルは呆然自失の様子でした。

そこでフローレンスは、事故の話から始めます。

「ひどい事故だ よくご無事で」

「何もかも霧のせいです」

彼は一度もフローレンスの方を見ようともせず答えました。

「この町に戻られるとは…お1人で?」

「そうです」

ヴォーゲルは、深い溜息とともに答えました。

「アヴェショーに戻られたわけは?例の失踪少女と関係が?」

しかし、数週間前に起こった少女失踪事件は容疑者が無罪になったばかりです。

「なぜ私を勾留する?警察の意図は?なぜ、精神科医と話を?」

ヴォーゲルは、さっきまでの様子とは変わり、納得できないとばかり苛立っていました。

「あなたは、今夜事故を起こした」

「百も承知だ」

「同乗者はなく ケガもない」

「だから私は大丈夫です」

するとフローレンスは、机の引き出しから鏡を取り出しヴォーゲルの前に置きます。

「では、服についている血は 誰のものです?」

するとヴォーゲルは、鏡を手に取り服についた血を確認しました。

「確かに 説明が必要ですな」

そう言うとヴォーゲルは、数週間前に起こった少女失踪事件について語り始めました…

 

続きは本編で!

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勝手に私見考察

ここからはネタバレを含みます

 

冒頭にも書きましたが、伏線の回収や繋げ方が雑なんです。

そこで、私なりに解説や考察をしてみたいと思います。

 

登場人物の2面性がヤバい

このストーリを複雑にしているのが、登場人物たちが持つ裏と表の顔です。

それでは、そんな彼らをピックアップしていきます。

 

アンナ・ルーの父親

  • 町の人々の印象は”良い人”
  • しかし、敬虔なクリスチャンのはずの父親は、娘の親友の電話番号をコッソリひかえると、無言電話を何度もしていた変態。
  • 彼は、警察の捜査が大掛かりなものになると不安になってヴォーゲル警部の元を訪れ告白します。娘のことより自分が大事というクズっぷりでした。

この父親の2面性が、敬虔な人々の印象に疑問を投げかけるフラグになっています。

マルティーニ教授

  • 生徒や保護者からは良い先生と評判ですが…
  • 金のためならどんな悪事でもしてしまう頭脳犯
  • 家族まで裏切るクズっぷりでした。

ヴォーゲル警部

  • 汚名挽回や名声欲にかられ、マスコミを使ってマルティーニ教授を犯人に仕立て上げるのかと思いきや…
  • “破壊魔事件”も”アンナ・ルー失踪事件”も彼は真犯人を追っていたのです。しかし、世間はまんまとマルティーニ教授の策略にハマってしまいます。
  • 最後にヴォーゲルが取った行動は、彼の正義感なのか、それとも個人的な恨みなのか…

フローレンス博士

  • 警察からも信頼されている精神科医。しかし、彼の本当の正体は誰も知らない…

 

セリフがヒントになっている!

幾つもの事件や人間模様が絡まってストーリーは展開しますが、全ての謎解きは“このセリフに隠されていた”を解説

 

ヴォーゲル:「全てが繋がっている」

ヴォーゲル警部とフローレンスの会話の中での警部のセリフです。

マッティアがアンナ・ルーをカメラで撮影した映像の中にストーカーの車が映っていました。この偶然について語った際、事件の点と点がいずれ線となって繋がっていく伏線となります。

 

マルティーニ:「大作家の第一条件は模倣」「文学では憎しみが現実では金銭が殺人を生む」

逮捕の直前マルティーニーは、教壇に立つと講義を始めます。そして、ヴォーゲル警部が教室に入って来た時に言ったセリフです。このシーンのセリフ全てがアンナ・ルー失踪事件の伏線になります。

 

マルティーニ:「悪魔のもっとも愚かな罪は驕り」

マルティーニ、ヴォーゲルともにこのセリフ通り自滅の道へ…

 

ヴォーゲル:「同じ魚ばかり狙う釣り人」

ヴォーゲルがフローレンスに最後に言ったセリフです。これが6人の赤毛の少女ばかりを狙った“霧の男”の伏線。そして、彼がなぜ30年前に“霧の男”を封印したのか…そのヒントは心筋梗塞!

 

さすが犯罪心理学を学んだカリシ監督ならではの作品ではないでしょうか。

極上のイタリアンサイコ・スリラーを本編でどうぞ!

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