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【映画:SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁】あらすじ、感想。ヴィクトリア朝版のスペシャル作品

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今回紹介する映画は SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

BBC制作ドラマ【SHERLOCK】の特別編として、2016年1月1日にイギリス・アメリカでテレビ放映されました。

その後、20分の特別映像を加えて劇場限定版として世界各国で公開されています。

日本での公開は、世界中で一番遅く2016年2月19日に劇場公開されました。

※日本では劇場で公開されていますので、ブログでは映画で分類しています

原題:Sherlock:The Abominable Bride(↓公式サイトはこちら)

世界的人気シリーズ【SHERLOCK】

BBC One作品の中で、ここ数十年で最も視聴されたドラマの劇場版です。

イギリス国内では、シーズン3の第1話【空の霊柩車】の視聴者数は1272万人、視聴率33.8%を記録しています。

そしてドラマ人気の勢いのまま特別編【SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁】は、イギリスでリアルタイムの視聴者数840万人、その他の視聴も合わせると1160万人が視聴し、40.2%という視聴率を記録しています。

1995年のBBCの超人気ドラマ【高慢と偏見】が視聴率40%だったので、本作の人気の高さが伺えます。

しかも、新年の番組でトップの視聴率!

お正月から【SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁】を観られるなんて羨ましい~。

因みにBBCの超人気ドラマ【高慢と偏見】をこちら↓でも紹介しています

最終的に、世界240の国と地域で $38,400,603(約46億円) の興行収入を得ています。

また、2016年の第68回プライムタイム・エミー賞では8部門にノミネート。

その内、作品賞テレビ映画部門と視覚効果賞補助視覚効果部門の2つを受賞しました。

映画『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』予告編

この特別編は、シーズン3とシーズン4を繋ぐ構成で、脚本家のマーク・ゲイティスはシーズン4の0話と位置づけています。

現代版シャーロックからヴィクトリア時代の1895年へ舞台を移し

”語られざる事件”の【マスグレーヴ家の儀式】で言及されている、『内反足のリコレッティとその忌まわしい妻の記録』から…

”リコレッティ夫人の幽霊の謎”にホームズとワトソンが迫ります。

現代版シャーロックでは、シャーロックとジョンと呼び合う2人ですが、ヴィクトリア朝の2人は原作通りホームズとワトソンと呼び合っています(細かいな~)

また、特別編では原作同様にワトソンが目撃した事件を語るという手法で物語は始まります。

原作へのリスペクトを感じますね~

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この他、スターチャンネルEX、フジテレビ公式〈FOD〉にてご視聴できます。

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キャスト紹介

キャストはドラマ版の設定とほぼ同じですが、モーリーは事件の鍵を握る謎めいた役になっています。

シャーロック・ホームズ / ベネディクト・カンバーバッチ

ヴィクトリア朝のベーカー街221Bに住む探偵。

ジョン・ワトスン医師 / マーティン・フリーマン

医者の相棒。シャーロック・ホームズの同居人でしたが、メアリーと結婚後に住まいを別にしています。

ハドソン夫人 / ユーナ・スタッブス

ベーカー街221Bの大家でホームズとワトソンの食事の世話などをしてくれます。

ワトソンが執筆している『青い石榴石』でセリフがないことに少々不満を感じています。

レストレード警部 /ルパート・グレイヴス

スコットランドヤードの警部。ホームズにエミリア・リコレッティ夫人事件の捜査を依頼します。

マイクロフト・ホームズ /マーク・ゲイティス

ホームズの兄。ヴィクトリア朝では、原作の通り巨漢の姿になっています。

モリアーティ教授 /アンドリュー・スコット

ホームズの宿敵。シャーロックの“マインドパレス”に現れます

フーパー /ルイーズ・ブリーリー

死体安置所の検視官

メアリー・ワトスン /アマンダ・アビントン

ワトソンの妻。マイクロフトに頼まれてホームズの監視役をします。

アンダーソン / ジョナサン・アリス

死体安置所の職員

レディ・カーマイケル /キャサリン・マコーマック

ホームズの依頼人。ある日、夫のサー・ユースタス宛に死を意味する5粒のオレンジの種が届きます。その後、花嫁姿の女性が現れ、夫へ殺害予告をした為、ホームズに捜査の依頼をします。

サー・ユースタス・カーマイケル/ティム・マッキナリー

マイクロフトの友人で依頼人の夫。過去に侵した罪によって殺害予告を受けます。

エミリア・リコレッティ /ナターシャ・オキーフ

夫トーマスとの結婚記念日当日に、花嫁姿で通りに面したバルコニーから、二挺拳銃を乱射します。その後、自分の頭を撃ち抜いて自殺しました。

しかしその夜、死んだはずの彼女は夫トーマスの前に現れ、彼をショットガンで殺害し、夜霧の中に消えていったのです。

あらすじ

ヴィクトリア朝のシーンは、シャーロックの”マインドパレス”での事件として描かれ、前シーズンまでの様々なシーンが、ヴィクトリア朝に移して再現されています。

”マインドパレス”の設定がチョット複雑ですね~

シャーロックが薬を使って、現代とマインドパレスを行ったり来たりしています。

第2次アフガン戦争で負傷したジョン・ワトソンは、イギリスへ帰国しロンドンで下宿を探していました。

ある日、パーツで同僚だったスタンフォードと偶然再開します。

するとスタンフォードは、同居人を探している男を知っていると言うのです。

2人は、男に会うためパーツへ向かいました。

死体に激しく鞭を叩く男…死体にいつまで打撲傷が出来るのか男は実験していると、スタンフォードは説明します。

この奇妙な男こそ、同居人を探している男でした。

ワトソンが男に声をかけると、男は手を止めてワトソンを見るなり

「アフガニスタンにいた?」と返してきました。

「彼はシャーロック」とスタンフォードが紹介します。

するとシャーロックは、いきなりワトソンに鞭を投げます。

咄嗟にキャッチしたワトソン

「見事な反射神経。君にしよう」シャーロックはワトソンを気に入ったようです…

1895年のクリスマス

ワトソンはこれまでのホームズの活躍を書きためた『青い石榴石』を“ストランド・マガジン”に掲載していました。

『青い石榴石』は、読者の人気記事になっています。

事件を解決したホームズとワトスンは、ベーカー街221Bに帰って来ました。

ハドソン夫人が2人を出迎えます。

ここで、ワトソンの語りが始まります…

「私は、長年に渡り友人ホームズの活躍を記録する恩恵を浴してきた…中略…しかし、すべての事件の中で友人の身も心も、ここまで追い詰めたものはなかった。『忌まわしき花嫁』の事件ほど」

ホームズをこれほど苦しめた『忌まわしき花嫁』事件とは…

続きは本編で!

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勝手に私見考察

正に!シャーロキアンが楽しめるシャーロキアンが作った作品でした。

解説で出てくる【語られざる事件】とは…

シャーロック・ホームズの一連の推理小説の作中において、事件名などへの言及がありながら、その事件について述べた作品がドイル自身によっては書かれなかった事件群のこと。数え方によって、70件程度から100件以上あるとされ、後の作家たちによって、その事件を取り上げたパスティーシュが創作された例もある。

(引用元:Wikipedia-語られざる事件)

この【語られざる事件】からシャーロキアンの人達は、想像を膨らまして2度楽しんでいるようです。

アーサー・コナン・ドイルは狙って書いていたのでしょうか…

また、作中のいたるところで原作や過去のホームズ作品、本シリーズのオマージュを見つけることが出来ます。

あなたは、幾つ探せるでしょうか?

そんな私はさっぱり!…作品のトリックを考えるだけで一杯一杯でした。

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