今回紹介する映画は リッチな僕が恋したら
概要
『リッチな僕が恋したら』は、2020年のブラジル製作のロマンチック・コメディ映画
2023年に続編『リッチな僕が恋したら2』が公開されている。
監督:ブルーノ・ガロッティ
脚本:ブルーノ・ガロッティ、シルヴィオ・ゴンサルベス
上映時間:『リッチな僕が恋したら』 105分
『リッチな僕が恋したら2』 89分
原題: Ricos de Amor
何故?ネトフリのラブコメは評価が低い!
たまたまかもしれないが…
ストーリーラインがワンパターンなのは間違いない!
御曹司とガッツある女性との格差恋愛!
御曹司が女性の生き方に刺激され成長し真実の愛を掴むパターン
製作国が違えど…海外では鉄板なのだ
故に、批評家からは辛口評価となってしまう。
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テイストは違うが、同様なストーリーラインのラブコメに溢れている
個人的には、飽きないけどね~
どの作品もそれなりに楽しめる!
まあ、その設定だけでドラマチックになるわな~
邦題タイトルの軽さと原題『愛に満ち溢れる』を考察
『リッチな僕が恋したら』の原題は
『 Ricos de Amor』ポルトガル語を直訳すると、
『愛に満ち溢れる』
英題の『Rich in Love』も実は同じ訳になる!
確かに、邦題は目を引くタイトルでコメディ要素を強く押し出し興味をそそる。
反対に、『愛に満ち溢れる』は、純愛ラブストーリーのイメージが強くなり、
視聴者側の捉え方は違ってくるだろう。
確かに、第1作目の展開なら邦題タイトルでもしっくりくる、
ところが、続編まで観ると…
自堕落だった御曹司が、実にナイスガイに成長する姿を描いている。
しかも、彼の行動の原動力こそ
”愛”なのだ!
そして、ラストにテトが辿り着いた
愛に満ち溢れた生き方こそ本作のテーマなんだろう
全編を観てみると、原題の方がしっくりする
キャスト紹介
この作品の評価は低いがそこそこ楽しめるのは しつこいかな~
テト役のダニーロ・メスキータの演技によるところが大きいのではないか。
一目惚れしたパウラの気を引くために、御曹司が四苦八苦して貧乏青年を演じる。
また、その姿がとてもチャーミングで、憎めない愛されキャラときた。
可愛すぎて たまらん!
メスキータは、作中でも歌やダンスを披露しているが、彼は歌手でもあり
“ベラデロス”というバンドで活動している。
海外の俳優ってこのパターン多いな
そして、もう1人恋人パウラ役のジョヴァンナ・ランチェロッティ
この作品では、テトをダメ御曹司からナイスガイへと成長させる理想高きヒロインを演じているが、
同じネトフリ作品『甘美なる裏切り』では、大人のラブサスペンスドラマで体を張って熱演している。
彼女も憧れの美女イメージからの脱皮を図ったのかな
お美しいボディをこれでもかと、惜しみなく披露している
テト/ダニーロ・メスキータ | リオデジャネイロから100キロ離れた田舎町にある 大企業“トランコソ・トマト”社の御曹司で“トマト王子”と 揶揄される町1番のプレイボーイ |
パウラ/ジョヴァンナ・ランチェロッティ | リオデジャネイロの総合病院に務めるインターン 研修医に選ばれるため懸命に働いている 理想主義で努力家 |
イゴール/ジャファー・バンビラ | トランコーゾ家のメイドの息子 テトが問題を起こすたびに尻拭いさせられるが テトとは兄弟のような親しい関係 |
モニーク/レレ | “トランコソ・トマト”社の下級管理職で テトの指導役に任命される 町で貧しい地区の出身 |
アラナ/フェルナンダ・パエス・レメ | 人材コンサルタントでテオドロの依頼で インターン研修を担当する テトに成りすましているイゴールには甘く テトには厳しい態度をとってしまう |
テオドロ/エルナニ・モラエス | テトの父親で“トランコソ・トマト”社のオーナー社長 自堕落な息子を心配している |
タウアン/アダニロ | 2からの出演 アマゾンのポルト・レマンソに 初めて診療所を開いた医師で パウラは彼の活動に共感しアマゾンで働くことを決意する |
ウーニン/ケイ・サラ | 2からの出演 アマゾンの先住民族 先住民族集落で医者の代わりに病人の看病をしている |
エヴェラルド/ロニー・ビレラ | 2からの出演 テオドロの父親の農場で 助手をしていた頃からの知人 現在はブラジル北部最大のトマト生産者で “エヴェル・ノルチ”のオーナー社長 |
あらすじ
「トランコソ家に流れる血はトマトソースだ
何世代にもわたり我々は生産してきたのだ 極上のトマトを」
トマト王「オ・レイ・ド・トマト」の
経営者テオドロは、有力な投資家を招き
自慢の生産工場内を案内していた。
「灌漑を自動化し液体肥料を使用している」
収穫前の真っ赤に熟したトマトがあちらこちらに実っている。
ところが…
一枚のドアを隔てた一室では…
プロジェクトの一環で製作されたトマトソースの噴水の中に、
ソースに塗れながら絡み合う男女の姿があった。
そうとは知らないテオドロは、
意気揚々と案内を続けている。
「我が子のようにトマトを扱っているのだ
最高の食事と研究を与えているので普通のトマトの8倍の価値がある」
そして、彼らはトマトの発育を研究しているブースへと移動し、
ドンドン扉の方へと近づいて行くではないか。
それなのに、噴水の中の男女は、
そんな状況とも知らずに熱いキスを交わしている。
「これから紹介するのは 息子が担当しているプロジェクトだ」
しかし、2人はまだ気づかない…
「新しいトマトソースを宣伝したい 伝統と革新 そして愛が込められたキャンペーンだ」
テオドロは、扉の前で客人の期待を膨らませた。
そして、とうとうその扉を開けてしまったのだ…
その余りの光景に唖然とする一行。
床には脱ぎ捨てられた衣服が散乱し、
しかも、噴水の中では…
相変わらずトマトソースに塗れた男女が激しく絡み合っているではないか。
怒りを抑えきれなくなったテオドロは
大声で息子の名を叫んでいた。
「テト~」
続きは本編で!
只今こちらの動画配信サイトでご視聴頂けます
(配信は投稿時のものとなります)
勝手に私見考察
ここからはネタバレを含みます
この映画シリーズのレビューをみると
第1作目よりも2作目の方にガッカリしたとの感想が多かった。
出典:Netflix
多分、舞台がアマゾンの先住民集落へとかわり、
コメディ要素が薄くなり、意外にもシリアスな展開のせいではないかな。
盛り上がりがイマイチだったのも否めない。
しかも、テトのパウラへの一途な想いがあまりにおこす
突飛な行動が浮きまくっているし、
それに対して、引きまくっているパウラとの関係は退屈でもあった。
それでも、“フレッシュ・テト”の再起をかけた彼の挑戦や
先住民族との集団生活を学ぶシーンなど見所は十分ある。
そこからのラストシーン
大きな夢へ向かう、テトの新たな挑戦は実に胸アツだった。
ただ1つ!先住民族たちの神聖な滝でイチャイチャできる感覚は理解に苦しむが…