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【ジェイク・ギレンホール祭り】雨の日は会えない、晴れた日は君を想うを勝手に考察してみた

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ジェイク・ギレンホール主演の5作品をピックアップ

ジェイク主演作品は難解な作品が多いです。

それだけ難しい役も演じられる演技派という事なのでしょう。ほんの一部になりますが、ピックアップしました。

プリズナーズ
『プリズナーズ』映画オリジナル予告編(特報)

2013年作品。主演ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール。感謝祭の日6歳の娘とその友達が、外出したまま行方不明になります。ジェイク・ギレンホールは、捜索に当たる担当刑事ロキ役を演じています。

一向に進展しない警察の捜索に、父親のケラー(ヒュー・ジャックマン)は苛立ち、そして自ら行動を起こします。次第に暴走していくケラー。娘は生きているのか…衝撃のラストです。

プリズナーズ複数形ですね…

ノクターナル・アニマルズ
ノクターナル・アニマルズ – 映画予告編

2017年作品。エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール出演。

ギャラリーのオーナーを夫婦で営むスーザン(エイミー・アダムス)。

裕福な生活を送っていますが、気持ちは満たされない日々…夫は出張と言いつつ不倫旅行、一人娘も独立しています。

そんなある日、20年前に別れた元夫エドワード(ジェイク・ギレンホール)から著書が送られてきました。その物語はスーザンに捧げられているのです。

しかし、その内容は非常に暴力的で衝撃的な結末でした。

何故今になって…エドワードの思惑とは…

難解でスッキリしない作品でした…是非考察してみて下さい。

私は、そもそもスーザンのメイクが不幸を呼びそうで、一番気になってしまいました…

ブロークバックマウンテン

2006年作品。出演ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール。カウボーイ同士の友情を超えた愛の物語。

ピックアップしていながら、私はまだ観ていない作品です。当時では、センセーショナルなるな内容だったと思いますが、非常に評価が高い。アカデミー賞も3賞で受賞しています。

ラブ & ドラック

『ラブ&ドラッグ』予告編

2010年作品。出演アン・ハサウエイ、ジェイク・ギレンホール。

原作は、ジェイミー・レイディの「涙と笑いの奮闘記 全米セールスNo.1に輝いた〈バイアグラ〉セールスマン」です。ラブコメ要素たっぷりですが、ストーリは深いです。

難病のパーキンソン病を患う難しい役をアン・ハサウエイは見事に演じ切っています。またフルヌードでの体当たり演技で女優魂を見せてくれました。

ジェイクは結構な頻度で、出演作で裸体になっていますので驚きませんが…。

個人的には、この作品のチャラ男で軽い役のジェイクが一番好きです。

監督は、ラストサムライやブラッドダイヤモンドのエドワード・ズウィックです。

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雨の日は会えない、晴れた日は君を想うを勝手に考察

この作品も難解です。

観る人によって感想が全く違うだろうし…ハマった人は、後からじわじわと感動が押し寄せる…そんな作品だと思います。評論家の意見も賛否両論。

私は、この作品のキーとなる雪山の温泉(地獄谷?)で仲良く寄り添い合うニホンザルの意味が分かれば、この作品の良さが伝わると思います。

アメリカ人には分かり難いかも~!

ジェイク・ギレンホール主演『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』予告編

ある朝、デイヴィスは妻のジュリアに会社まで送ってもらう途中、交通事故に合い妻を亡くしてしまいます。

病院で、義父フィルから妻が亡くなったと聞いた時も…妻の血が付いた病室のベッドを見ても全く悲しくない…

何も感じないデイヴィス。

ジュリアの葬儀でも一粒の涙も流れませんでした。

今まで妻に…すべてに…無関心だった事に気付きます。

そして、デイビス自身も何故なのか戸惑い始めます。

その後デイヴィスが取った行動は…

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あらすじ

今朝は、妻ジュリアの運転でデイヴィスは会社に向かっていました。

そこへ、義父フィル(クリス・クーパー)から仕事の電話が入ります。彼は、デイヴィスの勤める銀行のトップです。

電話を終えるたデイヴィスに冷蔵庫の水漏れの修理を、ジュリアは念押ししました。

しかし、デイヴィスはその話すら覚えていません。

そこへ突然、車が突っ込んできたのです…

デイヴィスは、フィルの声で目覚めます。

彼は、病院の待合の椅子で眠っていました。

「娘は死んだ…」

ジュリアが治療を受けていたであろうICUのベッド…

デイヴィスは、ふと血の付いた自分の靴に気付き拭きます…

その後、病院の自動販売機でM&MSを買おうとしますが、引っ掛った商品が出てきません。

ナースステーションに尋ねると業者が管理している、何も出来ないと言われてしまいました。

帰宅したデイヴィスは、血の付いたシャツのまま留守電を聞きました。

両親とジュリアの伝言が残ってます。

メッセージを聞きながら、冷蔵庫を開けると中に水漏れのメッセージが張られています。

デイヴィスは、黙々とシリアルを食べるだけでした。

涙は1滴も流れません…

その後、デイヴィスはシャワーを浴び、ベッドで横になってぼんやりとモニターを観ます。

そこには雪山の温泉で体を寄せ合い、毛繕いをしている日本猿の映像が映っていました。

その夜、デイヴィスは眠る事が出来ませんでした…

ジュリアの葬儀の日、誰もが悲しんで涙を流していました。

しかし、デイヴィスは無表情のままです。

悲しくもなく、涙も出ません。

しかし、そんなデイヴィスの姿に周りの人達は心配します。

その日から、デイヴィスは突然手紙を書き始めます。

宛先は、M&MSの自動販売機の業社チャンピオン社です。

その手紙には、ジュリアの交通事故死や病院での事だけでなく、ジュリアとの結婚生活の事まで今までの様々な事を書き連ねていました。

次の日、デイヴィスは、いつものように5時半に目覚めます。

ところが、今日はいつもと違う行動を始めました。

胸毛や眉毛の処理を一切止めたのです。

そして、いつも通り会社に出社すると、皆は一様に驚きました。

秘書や同僚たちはデイヴィスに気を使いますが、彼はいつも通りに仕事をこなすのです。

そこへフィルがやって来ました。

デイヴィスを「一杯飲みに行こう」と強引に社外へ誘います。フィルは、娘の死を深く悲しんでいました。

そして、娘が無くなってからも、デイヴィスはフィルにとって大切な人間だと伝えます。

しかし、大切な話をしている最中でも、デイヴィスの異様な様子にフィルは戸惑いました。

フィルは、ジュリアの基金を創設して、優秀な学生に奨学金を渡す事業をデイヴィスに担当して欲しいと頼みます。

デイヴィスは、何故かまたチャンピオン社へ宛てて、これまでの経緯を手紙に綴っていました。

この頃から、デイヴィスの様子に変化が起こり始めます。

周りの事に少しずつ関心を持つようになったり、父親の庭の手入れの様子や通勤電車の顔なじみの乗客との会話だったり…何と、身の上話をし合ったのです。

弾む会話の中でデイヴィスは、妻を愛していなかった…亡くなっても悲しくないんだと打ち明けます。

するとデイヴィスは、いきなり電車をの緊急停止ボタンを押して電車を停止させてしまいました。

デイヴィスは、またチャンピオン社へ手紙を書きます。
するとまた、デイヴィスに色々と変化が起こります。
周りの景色、倒れた大木、空港での人々の荷物、冷蔵庫の水漏れ…色々な事に興味が出てきました。
そして、デイヴィスはジュリアに頼まれていた冷蔵庫の修理を始めます。
”心の修理は車の修理と同じだ。隅々まで点検し、組み立て直す”
デイヴィスは、フィルの言葉を思い出していました。
ところが、冷蔵庫は修復不可能な状態まで解体していました…
そこへチャンピオン社のカレン・モレノ(ナオミ・ワッツ)という女性から電話がかかってきます…深夜2時です。
ここからデイヴィスの奇行が顕著になっていきます。
デイヴィスは、自分の心を修理する事が出来るでしょうか…

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勝手に考察

ここからはネタバレを含みます。

この作品は観た人によって感想が大きく違う作品だと思います。

まず、デイヴィスはジュリアの死から変わったのではなく、結婚当初あるいはもっと以前から、既に心が折れていたのではないでしょうか。

自分の心の声を聞かなかった…自分自身に無関心だった。

ジュリアとの結婚も成り行き任せで結婚し、結婚後は自分の事を好かないと言われたフィルに服従し続けます。

仕事も毎日数字を見るだけで、達成感や喜び、怒りといった感情も忘れてしまうような生活だったと推測します。

デイヴィスは、知らぬ間にロボット化していたんです。

ところが、妻の死をきっかけに自分の心と向き合うことになってしまいます。

きっかけは、チャンピオン社へ宛てた手紙でした。

すると色々な事に関心が向くようになっていました。

少しづつ自分の気持ちと向き合うようになる…そして、破壊行動へと発展していきます。

また、チャンピオン社のカレン・モレノと息子のクリス。問題を抱えた親子も巻き込みながら、デイヴィスの行動はエスカレートしていきます。

クリスの抱える悩み                                          クリスは自分がゲイだと、悩んでいました。思春期にセクシャルな問題で悩むのはとても辛い事です。                                  プリズンブレイクのマイク役でブレイクしたウェントワース・ミラーが、サンクトペテルブルク国際映画祭でカミングアウトした演説では、孤独感に自殺さえ考えてしまうと吐露しています…クリスも同じ気持ちではないでしょうか
クリスの洗面室でのシーン                                    ヒョウ柄のスカーフを巻いて鏡に映った自分に向けて銃を向けるシーン。                クイーンの名曲ボヘミアンラプソディーを思い出しました。あの殺してしまった男とは、フレディ・マーキュリー自身だった(男として生きて来た)…同性愛者として生きていく事を決心した歌詞が書かれています。自分に向けて銃を構えるクリスも、嘘の仮面を被った自分を消したかったのでしょうか…

アメリカでは、LBGTに対し州によって寛容な州と厳格な州があるようです。根底にあるのは宗教です。 数百年前まで、ゲイは犯罪者として罰せられた時代もありました。

破壊に破壊を重ね、髭も伸ばし放題、洋服も作業着。以前のデイビスとは別人になっていました。

デイヴィスはクリスと共に、自宅までも破壊してしまいます。ジュリアの鏡台を無心に破壊するマスク越しのデイヴィスの目は、いってしまった目に見え、観ている私も怖くなるような…表情でした。

やっぱりジェイクは、すごい…

こうしてデイヴィスは、破壊と再生を繰り返し、次第に自分を取り戻していきました。

ラストには、自分のジュリアへの気持ちに気づき走馬灯のように思い出が浮かびます。

廃棄寸前のメリーゴーランドを浜辺に設置し、昔の様に子供達が喜んで乗っています。そこには、義父母の姿もあり子供達と楽しそうにメリーゴーランドに乗っています。

デイヴィスと目が合ったフィルは、納得したように頷きます。このシーンは涙腺崩壊です。あのフィルと心が通じた瞬間でした。

きっと達成感を感じたに違いない…

デイヴィスは、ジュリアともっと寄り添い合いたかった…でも、その気持ちに気づけませんでした。

そして無意識のうちに、モニターに映るサルの映像を選んで観ていたのかな…

特にラストシーンは意味が深い。

デイヴィスの横を駆け抜けていく少年達…デイヴィスは子供の頃、駆けっこで勝てなかった悔しさを思い出します。

そして、子供達相手に競争に加わり、ラストは、子供の様に勝ったガッツポーズで終わります。

妻への愛を知ったのに、ジュリアはもういない…そう思うと本当に切なくなります。

1つ、分からない所がありました。

タイトルにもなっている

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う ジュリアの墓地へ行った時、車の中からこのメモを見つけます。そして、冷蔵庫に貼ってあった水漏れのメモを思い出し、デイヴィスがジュリアを思って泣くシーンですが、このメモの意味がイマイチ分かりません。和訳がイマイチなのか…そこが分かったら…また感動が違ったものになったかも…

やはり難解です

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