今回紹介するドラマは ザ・ストレンジャー
概要
2020年イギリス製作のリミテッドテレビドラマシリーズで、
Netflixオリジナル作品として全世界へ配信された。
全8話（1話 42分～51分）
原作：アメリカの推理作家ハーラン・コーベンの同名ベストセラー小説
また、本作の第5話の脚本に、彼の娘シャーロット・コーベンが参加している。
Netflixの3度目のコラボレーションドラマ
『ザ・ストレンジャー』は、メディアシティのREDプロダクション・カンパニーが制作しているが、
これは、マイケル・C・ホール主演のドラマ『ザ・ファイブ』、ハーラン・コーベンの2018年の
ヒット作『セーフ』に続く、REDとハーラン・コーベンによるNetflix3度目のコラボレーション作品となる。
Netflixでは、ハーラン・コーベン原作のドラマが何作もドラマ化されているし、
コーベン自身が製作総指揮するスリラー作品も配信されているので、
コーベン作品が気に入った方はまだまだ楽しめる！
人の幸せをぶち壊したらダメよ！
リチャード・アーミティッジ演じる主人公のアダム・プライス。
ある日、彼の目の前に見知らぬ女性が現れ、突然妻コリンヌのウソを暴露する…
そして、完璧で理想的な彼の家庭は、この日を境に崩壊していく…
そうそう
正義感を振りかざし、わざわざ暴露しちゃう…身近にも、いるよね～こういう人！
知らない方が幸せなことだってあるだろうし、
ウソも方便という事もある…
しかも、悪いウソっていつかはバレるものだし、
結局は、ウソをついた人にブーメランになるもんだよ…
それでもって、安易に人の秘密に触れてはいけません！
だって…その結末には背筋の凍る衝撃のラストがまっている～
小さな親切、大きなお世話は止めましょう。
キャスト紹介
イギリスのドラマファンならお気づきでしょう
見覚えのある俳優が勢揃い！
『ホビット』のリチャード・アーミティッジを始め
『ダウントンアビー』の シヴォーン・フィネラン、
『アンダーワールド 覚醒』のスティーヴン・レイなどなど。
一番思ったのは、アーミティッジってあんなに高身長なのに、ドワーフを演じたの！と改めて驚いた…
気になった方こちら↓でも紹介してます
| アダム・プライス/リチャード・アーミティッジ | 弁護士 コリンヌの夫でトーマスとライアンの父親 完璧で理想的な家庭を築き幸せに暮らしている 突然、謎の女に、妻が妊娠を偽装していた告げられる |
| ジョアンナ・グリフィン/シヴォーン・フィネラン | シダーフィールド警察の巡査部長で定年間近 アルパカの斬首事件の担当をきっかけに事件の真相に迫る |
| ストレンジャー/ハンナ・ジョン＝ケイメン | 他人の秘密を暴き、家族や親しい友人を脅迫して 金銭を要求する謎の女性 |
| コリンヌ・プライス/ダーヴラ・カーワン | アダム・プライスの妻でライアンとトーマスの母親 シダーフィールド高校の教師 ウソを暴露され失踪してしまう |
| ハイジ・ドイル/ジェニファー・サンダース | ケーキ屋の経営者でグリフィンの親友 見知らぬ2人の女性から、 娘が売春に関わっていると恐喝される |
| ダグ・トリップ/ショーン・ドゥーリー | プライス家の隣人でアダムの友人 コリンヌの運営する少年サッカークラブを手伝っている |
| パトリック・カッツ/ポール・ケイ | IT担当の謎の多い警察官 |
| マーティン・キレーン/スティーブン・レイ | 家の取り壊しに関する訴訟で アダムが代理を務める退職警察官 |
| エドガー・プライス/アンソニー・ヘッド | アダムの父で不動産開発業者 キレーンのアパート取り壊しの件でアダムと敵対する |
| ウェズリー・ロス/カディフ・カーワン | グリフィンと共にアルパカの斬首事件と 湖の近くで発見された裸の少年の事件の捜査を 担当する巡査部長 |
| トーマス・プライス/ジェイコブ・ダッドマン | プライス家の長男で高校生 友人のデイジーとマイクとともに事件への関与を隠している |
| デイジー・ホイ/エラ・レイ・スミス | トーマスの恋人 トーマス、マイクとともに事件への関与を隠している |
| マイク・トリップ/マイク・トリップ | トーマスの友人でダグの息子 トーマス、デイジーとともに事件への関与を隠している |
あらすじ EP1（51分）
シダーフィールドの閑静な住宅街
夜も更け辺りは静寂に包まれていた。
一方、森にはシダーフィールド高校の3年生たちがキャンプファイヤーを囲みパーティを開いていた。
彼らは、お酒やドラッグ、ダンスで盛り上がっている。
ところがその時、1人の男子学生が全裸で森の中を走っていた。
しかも、彼は何者かに追われているかのように必死な形相で逃げ回っている…
その12時間前
「起きるのは夜♫」
アダム・プライスは、2人の息子を送る途中に、
カーラジオから流れる歌を上機嫌に口ずさんだ。
「懐かしいね」
アダムは、ワザと息子たちに振った。
「うるさい」
次男のライアンは勘弁してよとばかり笑って叫ぶが、
「全然古さを感じさせない名曲だよ」
反対に、長男のトーマスは、賢明な感想を真面目腐って答えた。
すると、車がちょうどトーマスの目的地に到着した。
「早く帰れ」
アダムが声をかける。
「ああ 俺は毎年Aチームだったけど 重圧に負けるなよ」
トーマスは兄らしくライアンにアドバイスをしたが、
「アホ」
余計なことだとばかり、ライアンは反発した。
「警告だぞ」
その態度に、アダムが叱責すると
「Aチームのアホだ」
トーマスも嫌味を言って、車を降りて行ってしまった。
アダムは、次の目的地へと車を発車した。
「ダサイ曲は止めて」
ライアンは不満そうに言った。
「2ストライク」
アダムが再び警告すると
「ダサイは罵り言葉じゃないよ」
そんな2人の会話の間に、車は目的地のサッカー場に到着した。
駐車場に降りると、
ちょうど隣人のダグ・トリップと彼の息子が車から降りていた。
「やあ」
アダムが挨拶すると、ダグは靴紐を結びながら
「試合は？」
とアダムの格好を見て訊ねた。
「何だ？」
しかし、アダムには何のことだか分からない。
「親子対決」
なるほど、ダグはユニホームまで着ている。
「本当？」
アダムはライアンに顔を向けた。
「クソ…いやマズイ ごめんなさい 忘れてた」
ライアンはバツが悪そうに謝った。
「そうかキーパーは決まりだな」
そう言って、ダグは嬉しそうにアダムにグローブを渡した。
アダムはヤラレタと苦笑いを浮かべる。
そして、親子対決の前半は…
子供チームの怒涛のゴールラッシュで、キーパーのアダムは散々な目に合った。
試合の合間、カフェでアダムとダグはビールで乾杯をした。
「赤っ恥に乾杯だ」
アダムが自虐的に言ったが
「自分だけだろ」
ダグの返事は素っ気ないものだ。
ちょうどその時、カフェの端で子供たちに作戦を説明しているコーチが目に留まった。
「チャートまであるぞ」
アダムは、余りのコーチの熱心さに少々引いたが
「フィルム加工した課題も配られる」
さらにダグが付け加えたのだ。
その時、アダムのスマホが鳴った。
妻のコリンヌからだ。
「教師の出張は経験済みだ」
ダグもコリンヌの出張に同情的だ。
「やあ 会議は？」
アダムはスマホを取り外へ向かった。
「忙しくて大変なの」
アダムはコリンヌの愚痴を聞きながら2階のテラスに出た。
すると、1階のテラスに野球帽を被った見知らぬ女性が座っていた。
何だか…アダムの様子を気にしているようにも見える…
続きは本編で！
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